こんにちは、ぴーなっつです!
今回は大学の理学部のことについて書いていきたいと思います。
理学部と理工学部の違いは?理学部ってなにするの?など簡単に紹介できたらと思っています。
※ここで紹介することは一般的であり、個人的意見も含まれています。
詳しくは各大学によって異なります。
まずは目次で確認しましょう!
理学部と理工学部の違いは?
大学選びでは理学部と理工学部で迷う人もいるかもしれません。正直も違いがわからないまま受験をした記憶があります(笑)
では実際はどのように違うのでしょうか?
イメージとしては「理学部と工学部が一緒になってできた」と思っている人が多いと思います。
実際、理工学部よりも理学部や工学部の方が先に学部としてあったようです。
一応、理工学部は「理学と工学の両方の立場から総合的、学際的な研究と教育をする」とあります。
しかし実際は理学系、工学系両方の学科を持つだけであったり、工学系だけあったりと様々です。
もし大学選びで迷ったら、理学部や工学部だけでなく理工学部も候補にして
「各大学で何をやっているか」「学科はどうなっているのか」を判断材料にしたらいいと思います。
理学部と工学部・農学部との違い
理学部と工学部・農学部との違いは(どれも自然科学を相手にするが)
これだけ見ると「理学部って社会の役に立つことしないの?」と思うかもしれません。
工学部・農学部も理論が先にあってそれを応用して社会に役立つことを考えています。その理論を構築するのが理学部の役目という構造です。
理学部ってなにするの?
ここからは実際、理学部ってなにを学ぶところなのかを見ていきたいと思います。
理学部は大きく分けて数学科、物理学科、化学科、生物科という構成をしています。もちろん各学科は専門性があるので学べることも変わってきます。
面白い例があったので載せておきます。
たとえば同じ「りんご」ひとつを前にしても、
物理学ではその位置や質量や運動には着眼するが、りんごの種・品種や親子関係は無視してしまって扱わない。それに対して
生物学では種、形態、世代などに着目し、運動・位置などの面は基本的に扱わない。
同じ自然を前にしていても、着眼点が大きく異なり、まったく違う側面を見ており、あたかも全く別の世界を眼前にしているようであり、また理論の構築のしかたも大きく異なるのである。
それでは理学部の各学科について概要を少しだけ紹介しましょう!!
数学科
数学科はもちろん数学について学べます(笑)
高校での数学との違いは高校までは「数学の式を使って問題を解く」ということが多かったと思います。一方大学では「数学の本質的なことを追求する」ということが多いようです。
数学科に行く人は「数学の本質的なこと、今まで学んだ数学の成り立ちなどを学びたい」という人が多いみたいです。
また、数学科の特徴はなんといっても実験と卒論(卒業論文)、卒研(卒業研究)がないことですね。(研究室によって卒業研究があるところもあります)
理学部と言えば実験がつきものですが、実験は楽しく大変でもあります。その実験がない数学科は良いのか悪いのかはあなた次第(笑)
さらに卒論、卒研も理学部の他の学科には必ずあるものです。4年次に発表する卒研は1年以上の研究の成果を発表するものであり、その単位をとらないと卒業できません。
そのため理学部では多くの人が卒研に苦しめられています(笑)
数学科にはそれがないんですね~
物理学科
物理学を学びます。理学部の物理というと現代物理学や宇宙物理学のことが多いです。
物理学科は実験もかなりしますが、座学(講義)で理論的なことも学びます。
所属した研究室にもよりますが大きく分けると理論を学ぶ研究室と実験をする研究室があります。
現代物理学の実験だと大学規模では実験できないこともあり(実験の規模が大きすぎるため)、理化学研究所や他の大学などと共同実験することもあります。
化学科
化学を学びます。(笑)
化学科も実験をします。化学科も理論の研究もありますが、実験を重要視している大学が多い気がしますね。
化学反応はどのようなときに起こるのか、分子の形はどのように決まるのかなど
高校までで学んだことのその先を考え、研究するのが化学科です。
生物科(生命科学科)
生物・生命科学について学びます。座学(講義)も実験もあります。
生物学科と生命科学科の違いは呼び名くらいですが、
生物学は「生物の多様性を研究し」、生命科学は「分子生物学から発展しDNA研究をすることが多い」となっています。
実際にはその境界はあいまいで、内容は各大学・研究室によって異なります。
生物学の分類の方法はいくつかあり、例えば
系統分類をするならば「動物学」「植物学」「微生物学」となり、
対象の大きさで分類するならば「分子生物学」「生化学」「細胞生物学」「動物行動学」などに分けられます。
生物学で注目されている分野はバイオテクノロジーや遺伝子工学による再生医療などだと思います。もちろん大学の生物学科でも学ぶことが出来ます。
まとめ
・理学部と理工学部の違いは実際特にない。(学科によって異なる)
・理学部の学科の種類は主に4種類(数学科、物理学科、化学科、生物学科)
・数学科だけ実験と卒研(卒業研究)がない(ことが多い)。
理学部では実験をしたり、各分野の最先端が学べたりしますが、それらの事から論理的思考が学べることが大きいのではないでしょうか。
実験やレポートを書くことで「物事、結果を客観的に捉え論理的にまとめて考察する」ということが理学部で4年間過ごすと自然と身につくものです。
もちろん文系の学部や他の理系の学部では身につかないというわけではありませんが、理学部だとそういった考え方をすることが多いのではと思ったりします。
これに関しては正直、個人的な感想が大きいです(笑)
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