月と言えば満月(まんげつ)・三日月(みかづき)・新月(しんげつ)など月の満ち欠けによって様々な呼び方がありますが、実はもっとたくさんの種類の呼び方が月にはあるんです!
それでは皆さん少しだけ考えてみて下さい。
これらの他に何か思いついたものありますか?
・・・。
もしこの3つ以外に思いついたものがあればすごいです!
では早速見ていきましょう!
【この記事で分かること】
・月の呼び方の種類
・月の満ち欠けと月齢について
月の満ち欠けと呼び名
月の呼び名の種類
さっそく月の満ち欠けによる呼び方を見ていきましょう!
月齢 | 形 | 名称 | 読み方 |
0 | ![]() | 新月、 朔 | しんげつ、 さく |
1 | ![]() | 繊月 | せんげつ |
2 | ![]() | 三日月 | みかづき |
7.5 | ![]() | 半月 上弦の月 | はんげつ、 じょうげんのつき |
13 | ![]() | 十三夜月 | じゅうさんやづき |
14 | ![]() | 小望月、 幾望、 待宵の月 | こもちづき、 きぼう、 まつよいのつき |
15 | ![]() | 満月、 十五夜、 望月 | まんげつ、 じゅうごや、 もちづき |
16 | ![]() | 十六夜、 既望 | いざよい、 きぼう |
17 | ![]() | 立待月 | たちまちづき |
18 | ![]() | 居待月 | いまちづき |
19 | ![]() | 寝待月、 臥待月 | ねまちづき、 ふしまちづき |
20 | ![]() | 更待月 | ふけまちづき |
22.5 | ![]() | 半月、 下弦の月 | はんげつ、 かげんのつき |
25 | ![]() | 有明月 | ありあけづき |
29 | ![]() | 三十日月 | みそかづき |
天文学的に用いられる名称としては、「朔(さく)、上弦(じょうげん)、望(ぼう)、下弦(かげん)」の4つがあり、それぞれ「新月、半月、満月、半月」のことになります。
月齢とは?
新月を0として次の日を1、その次の日を2としていく値です。
上の「月の呼び名の表」から分かるように0が新月、7前後が上弦、15前後が満月、22前後が下弦で30前後でまた新月に戻るといった感じです。
※「月齢7が絶対に上弦の月」とは言えないのですが目安としては使えます。
地球から見える月は満月~半月~新月~半月~満月を繰り返しています。
月の満ち欠け(地球からの見え方)は太陽-地球-月の位置関係によって変わります。
月は地球を公転していますが、地球も太陽の周りを公転しているので動きが複雑になり、毎回ぴったりとは月齢と満ち欠けが一致しないのです。
ちなみに・・・
月が地球を一周するのにかかる時間は
27日7時間43.193分
です。
月齢は7.5というように小数点が入って表されることが多いのですが、
月齢の小数点とはなんなのでしょうか?
それは、月齢の定義に関係しています。
先ほど月齢の基準は「新月を0とする」と説明しました。
これはもう少し厳密に定義されていて、
この新月とは例えば「2020年6月21日」ではなく正確には「2020年6月21日15時41分」という1日という期間ではなく、瞬間に新月になり、次の瞬間には新月ではなくなります。
見た目の話ではなく計算して求める正確な値なのです!
その場合6月の月齢2は「6月22日15時41分」ということになります。
※ちなみに月の自転と公転は同じ時間なんですよ!
↓月の自転と公転の詳しい話はこちらの記事から↓
