こんにちは、ぴーなっつ(@peanutscoin)です!
いきなりですが、彦星と織姫星って聞いたことありますか?
それぞれ彦星(ひこぼし)、織姫星(おりひめぼし)と読みますが、
七夕(7月7日)の物語で出てくる名前ですね!
※彦星は牽牛星(けんぎゅうせい)とも呼ばれます。
彦星も織姫星も実際の星から名付けられ、物語も実際の夜空を見て作られています。
ではその二つの星はどんな星で、夜空のどこにあるのでしょうか?
今回はそんな七夕の物語に登場してくる星、彦星と織姫星について詳しく見てみましょう!
・彦星と織姫星ってどんな星か
・それぞれの星の位置関係
・それぞれの星の特徴
彦星(ひこぼし)と織姫星(おりひめぼし)の星の名前は?
彦星(ひこぼし)はわし座のアルタイル
織姫星(おりひめぼし)はこと座のベガ
この2つの星はとても明るく、2つとも全天で21個ある1等星にしてされています。
彦星(ひこぼし)と織姫星(おりひめぼし)の夜空の位置
アルタイルとベガは夏の大三角を構成する星でもあります。
画像の真ん中の帯になっている部分が天の川です。
夏の大三角のもう一つの星ははくちょう座のデネブです。
ちなみにこのデネブも全天21の1等星のひとつです!
↓夏の星座を詳しく知りたい人はこちら↓

この天の川を対岸の部分に二つの明るい星があるので、七夕の物語が考えられたのでしょう。
星の特徴
彦星(アルタイル)
全天に21個ある1等星の内のひとつ。
星座はわし座。
太陽系からの距離:16.7光年
アルタイルの特徴としては自転がものすごく速いということです。
その自転速度はなんと286km/s=時速103万km/s
103km/sではありません!103「万」km/sです!
そのため自転周期はわずか9時間ほどです。
(太陽の自転周期は25日)
その速すぎる自転速度のせいでアルタイル自身が回転方向に延ばされて潰れた球状になってしまっています。
織姫星(ベガ)
全天に21個ある1等星の内のひとつ。
星座はこと座。
太陽系からの距離:25光年
ベガもアルタイルと同じで自転周期が短い(自転速度が速い)のですが、その時間は12.5時間とアルタイルの方が短いので印象的ではないかもしれません。
ベガは地球の歳差運動の影響で約1万2000年後には地球から見て天頂に位置し北極星になります。
実は、地球の歳差運動によって夜空の星は微妙に位置を変えています。
つまり星座の形が変わってしますのです。
ですがそれには膨大な時間(数千年)がかかります。