【地球外生命体はいるのか】居住可能領域「ハビタブルゾーン」とは?

ハビタブルゾーン宇宙

こんにちは、ぴーなっつです。

 

宇宙のことを考えていると地球外生命体はいるのか?(要は宇宙人ですね)と一度は考えてしまいますよね(笑)

地球外生命体の考察に欠かせないのがハビタブルゾーンと呼ばれる領域です。

ではハビタブルゾーンとはなんなのか!

について説明しながら地球外生命体についての考察まで進めていきましょう!

 

ハビタブルゾーン(habitable zone)とは?

これは英語で・・・

habitable ⇒住むことが出来る

という意味なのでハビタブルゾーンとは「住むことが出来る領域」という和訳になります。

 

具体的には惑星が恒星に近すぎず、遠すぎずの位置にあることで、

十分な大気圧があり、液体の水が存在できる領域とされています。

 

惑星が恒星に近すぎると水が蒸発してしまう温度になり「液体の水が存在できない」

惑星が恒星から遠すぎると水が凍る温度になり「液体の水が存在できない」

 

なので惑星は恒星から近すぎず遠すぎずの位置を公転していなければなりません。

その位置、領域のことがハビタブルゾーンと呼ばれているのですね。

 

最新の観測結果ではハビタブルゾーン外でも液体の水が存在できることがわかっています。

現在では様々な観測によって自由浮遊惑星太陽系外衛星の中にも液体の水が存在できることがわかっています。これらは主星(恒星)から離れていますが潮汐力放射性崩壊なののエネルギーから熱を得ることで液体の水が存在できるようになっています。

 

地球外生命体は存在するのか

ここで皆さんが一番気になる「地球外の惑星に生命は存在するのか?」ということについて考えてみましょう!

 

地球から一番近い約4.2光年離れている恒星プロキシマ・ケンタウリの周りを回っているプロキシ・マケンタウリbという惑星を例にして考察していきましょう。

 

このプロキシマ・ケンタウリbという惑星は

ハビタブルゾーン内にあります!!

 

しかし惑星は自ら光っていないので観測するのが極めて困難です。そのため太陽系外惑星は観測に時間が掛かり、惑星の情報を得るのにも時間が掛かってしまいます。現在の技術では必要な情報が得られない場合ももちろんあります。

なので地球から一番近い恒星プロキシマ・ケンタウリにある惑星がハビタブルゾーン内にあったことは幸運であり、その惑星の情報が明らかになるにつれて地球外生命体の存在もより深く考察されるようになるでしょう。

 

現在の観測では、「プロキシマ・ケンタウリbはハビタブルゾーン内にある」ということだけしかわかっていません。

主星のプロキシマ・ケンタウリから惑星のプロキシマ・ケンタウリbまでの公転距離が太陽から地球までの距離(1億5000万km)の0.0485倍⇒727万kmしかないことがわかっています。

それだけ近いと自転と公転の同期が起きている可能性があり、常に主星を向いている面と常に主星の反対を向いている面があることになります。

これは地球と月の関係と同じで詳しくは下の記事で紹介しています。

【宇宙】なぜ月の裏側は見えないの??【自転と公転】
こんにちは、ぴーなっつ(@peanutscoin)です! 月の裏側が見えないって知ってましたか? 「こいつは何を言っているんだ?」 と思いそうですが、実際にそうなんです! 正確には「地球からは...

つまり自転と公転が同期している場合、常に主星を向いている面は灼熱であり、常に主星の反対を向いている面は極寒ということになります。液体の水が存在できるのはその中間の地域(明暗境界線)にあると考えられています。

 

 

しかし、もしプロキシマ・ケンタウリbに大気と水があったとすればそれは「地球に近い温暖な環境になる」との分析もあります!

むしろ物理学者はプロキシマ・ケンタウリbには液体の水があると考えている人が多いようです。

 

しかし「観測結果が十分ではなく地球外生命体がいる!」と確証があるわけではありません。

今後もっと精度の高い観測が出来るようになればもっと多くの情報を得ることができ、それによって地球外生命体の痕跡が見つかるかもしれません!!

 

ちなみに私個人としては地球外生命体はいると思っています!!

ブラックホールのハビタブルゾーン

最後にちょっと変わったハビタブルゾーンの話をしましょう。

 

それはブラックホールのハビタブルゾーンです!

 

銀河系の中心には超大質量のブラックホールがあるとされています(ほぼ確実に)。

2019年、その超大質量ブラックホールの周りにハビタブルゾーンがあるという研究結果がハーバード大学によって発表されました。

 

今までの研究では超大質量ブラックホールの周りには降着円盤がり、この降着円盤では強い電磁波を放っていて惑星の大気が消失してしまうと考えられていました。

その範囲はブラックホールから3200光年以内とされていましたが、ハーバード大学の研究で100光年以内だとわかり、電磁波で惑星の大気が消失するほど強くなく、逆に生命誕生に必要な有機物の反応が進まなくなるほどす少なくもないことが判明しました。

つまりこれが超大質量ブラックホールのハビタブルゾーンというわけです。

 

 

これを知ったとき私は今まで「ハビタブルゾーンと言えば恒星の周り」だと思い込んでいたので、ブラックホールの周りでもハビタブルゾーンがあるんだと感動しました!!

 

そのような柔軟なおもしろい研究をしているグループがあることでまた一段と私たちの宇宙への興味が湧くというものですね!!

 

最後におさらいです。

ハビタブルゾーン=大気と液体の水が存在できる領域

 

読んでいただきありがとうございました。

まだまだ宇宙にはおもしろい現象・研究がたくさんありますので紹介していきますね!!

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