こんにちは、ぴーなっつです!
今回は「自由浮遊惑星 プラネター」という天体について紹介したいと思います。
私はこの名前を聞いたときに「めっちゃかっこいい!!」
と中二病心をくすぐられるような気持になりました(笑)
実際にGoogleで調べると「矮星竜 プラネター」という遊戯王デュエルリンクスの攻略ページが出てきます(笑)
もちろんこの記事は遊戯王のプラネターの紹介ではありません(笑)
プラネターとは?
惑星=「planet(プラネット)」と恒星=「star(スター)」を合体してできた言葉です。
ちなみに、天文学で広く用いられているわけではないのです。
これから紹介するプラネターとは天文学の世界では準褐色矮星(じゅんかっしょくわいせい)と呼ばれることが多いです。
プラネターには二つの意味で使われることが多いので、その二つを紹介します!
それは
・準褐色矮星プラネター
⇒非束縛惑星(自由浮遊惑星)プラネター
・褐色矮星プラネター
非束縛惑星(自由浮遊惑星)プラネター
二つあるうちのこちらの方が宇宙では面白い天体です。
どういうものかというと恒星やその他の天体からの重力によって束縛されずに、銀河を直接公転している惑星という説明になります。
そもそも惑星とは主星と言われる恒星の周りを公転しています。
※その説明自体が惑星の定義とされることもあります。
地球を例にすると分かりやすいかと思います。
地球(惑星)は主星(太陽)の周りを公転していて、言い換えると太陽の重力によって地球は束縛されています。
地球が太陽から離れてどこかへ行ってしまうことはありません。
しかし自由浮遊惑星は何らかの原因で主星から離れて自由に宇宙空間を漂っています。
つまり主星の重力の束縛から解放されているので非束縛惑星(自由浮遊惑星)と呼ばれているのです!
※銀河まで考えると銀河系の重力には束縛されています。
実はこの自由浮遊惑星は銀河系にある恒星の2倍は存在していると考えられており数千億個もあるとされています。
褐色矮星プラネター
次に二つ目のプラネターです。
褐色矮星(かっしょくわいせい)と呼ばれるものがそれにあたります。
この褐色矮星は赤外線を最も強く放射し、可視光をほとんど出さないので発見が困難でした。
「矮」とは「小さい、背が低い」などの意味があります。
具体的には、褐色矮星とは木星型惑星よりも質量が大きく、赤色矮星よりも質量が小さい天体のことになります。
質量が小さすぎるため軽水素の核融合反応をすることが出来ないのです。
つまり、恒星になれない天体なんですね。
しかし重水素の核融合反応は起こります。
重水素の核融合反応に必要な質量は最低でも太陽質量の1%程度(木星質量の13倍程度)、つまり木星質量の13~80倍であれば褐色矮星となり得ます。
そんな褐色矮星なのですが、重水素の核融合反応は起こるものの重水素があまりないので短期間で核融合反応は停止し、その後は冷却されることとなります。
これらの性質上から褐色矮星は分類上は恒星でも惑星でもないとされています。