こんにちは、ぴーなっつ(@peanutscoin)です。
今回は木星について紹介していきます。
木星は夜空で金星、火星についで3番目に明るく見える太陽系の惑星で、大きさは太陽系最大の大きさです。
金星は明け方か夕方のわずかな時間しか見れないのに対して、木星は時期によっては一晩中見ることができます。

木星を見たことある人も多いと思います。(木星と知らずに見たことある人もいるかも・・・)
そんな木星の大きさ、質量、距離、温度、自転、公転、重力、明るさを簡単に紹介します!
目次から好きなところを見ていってください!
木星(Jupiter)
惑星の並び「水金地火木土天海」の内側から5番目の惑星です。
大きさ、質量ともに太陽系の惑星では最大で、主成分がガスで出来ていることからガス惑星と呼び、別のガス惑星のことを木星型惑星と呼びます。
木星の大きさ、質量
大きさは直径で14万2984kmもあります。太陽系最大の大きさの惑星です。
地球の直径が1万2742kmなので地球の約11倍の大きさです。
とんでもない大きさということがわかったでしょうか?
地球の質量が約\(5.972×10^{24}\)kgであり
木星の質量は約\(1.898×10^{27}\)kgです。木星は地球の約317倍の質量を持っているということになります。
太陽から木星までの距離
太陽から木星までの平均距離(楕円軌道なので「平均」という書き方)は約7億7800万kmで、大きすぎて距離がいまいちわからないと思いますので、「天文単位」という単位を使って表しましょう。
その場合だと太陽から木星までは約5.18天文単位となります。
1天文単位は地球から太陽までの距離のことで、約1億5000万kmです。
ちなみに地球から木星の距離は一番近いとき(近地点)で4.95天文単位、一番遠いとき(遠地点)で5.49天文単位となっています。
木星の温度
木星の表面温度は-140℃程度です。太陽から5天文単位も離れているのでそのくらいかな?と思いましたがどうやら詳しく見てみると謎があるようです。
それは太陽からの熱だけを考えると-180℃程度になることが計算でわかっています。その温度よりも高く、熱量で換算すると「太陽からの熱量の2倍もの熱量」は木星内部からきていると考えられています。
また木星は内部にいくほど温度が高く、中心の温度は3万6000K(ケルビン)
絶対温度と呼ばれる温度の単位
0℃=273K
木星の自転、公転
自転:9時間55分
公転:11年313日
木星は地球の役11倍の大きさを持っているにも関わらず、自転(木星での一日)はわずか10時間という驚異的なスピードで回転しています。
その回転の速さのせいで木星は赤道面の方が膨らんで楕円球の形をしています。
公転(木星での一年)は11年ですが、四季(のようなもの)があるわけではありません。
地球で四季があるのは地球の自転軸が傾いているからであり(23.4°)、木星の自転軸の傾きはわずか3.13°です。
そのため木星で四季を感じることはできないでしょう。
木星の重力
重力ももちろん地球とは異なります。
地球の重力(加速度)は9.8m/s²でよく1Gなどと言われたりします。
木星の重力は24.8m/s²で地球の約2.5倍(2.5G)です。
大きさは地球の11倍もあるのに重力が2.5倍だと意外な気もしますが、重力は質量と大きさに依存するものなので正しいです。
簡単な計算式を書いてみます。
重力は質量に比例し、大きさの二乗に反比例します。
質量 | 大きさ | |
木星 | 317 | 11 |
地球 | 1 | 1 |
有効桁数を増やせばもっと正確な値が出ますが、だいたい2.5倍という結果になりました。
木星の明るさ
地球から見える木星の明るさは一定ではありません。
一番明るいとき(衝)は-2.9等級で、一番暗いとき(合)は-1.6等級です。
※等級は数が小さいほど明るい。
理由は細かく書くと複雑なのですが、簡単に言うと太陽、地球、木星の位置関係によって明るさが変化するためです。その他にもアルベドという値も関係しています。
惑星が太陽の入射光に対して何%の光を反射するのかという値、地球なら太陽の光を約30%反射し、月は10%、金星は約90%の光を反射する。
最後に
まだまだ木星の特徴、おもしろい現象などはありますが、別の記事で紹介しようと思っています。
今回は木星の簡単なプロフィールだと思ってみていただけたなら幸いです。
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