【簡単解説】ブラックホールとは!?寿命があるって知ってましたか?【写真付き】

ブラックホールとは?宇宙

こんにちは、ぴーなっつ(@peanutscoin)です!

 

宇宙の中では圧倒的な存在感のあるブラックホール

聞いたことがない人はいないと思います(笑)

 

皆さんはブラックホールと言われてどんなことを思いますか?

・なんでも吸い込んで、光も逃げられない

・宇宙にある真っ黒なもの

・重力が大きい

・よくわからないけど怖い

 

まだまだ人によっていろいろ出てくると思います。

 

でも皆さんが思っていることは多分

よくわからない

だと思います!!

 

ではそんなブラックホールとは一体なんなのでしょうか?

なるべく簡単に説明していきますね。

 

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ブラックホールとは??

結論から言ってしまうと、ブラックホールは恒星の最後の姿です。

恒星とは太陽のように自ら光を発している星のことで、地球は恒星ではなく惑星です。

 

恒星の最後の姿ということは恒星にも寿命があったということですね!!

 

もっと詳しく言うと

太陽よりも質量が30倍以上の恒星は寿命が来たら最終的にブラックホールになると言われています。

 

太陽の寿命がきた後の姿はこちら

【星の一生】恒星の最後の姿とは?
こんにちは、ぴーなっつ(@peanutscoin)です。 いきなりですが、恒星の最後の姿ってどうなるか知っていますか? 私がそれを気になり始めたのは、ブラックホールのことを少し知った後でした。 簡単に調べて...

 

太陽の30倍以上の質量をもった恒星が、最終的に自分の重力によって中心に圧縮されます。

とても大きな質量が小さな空間に押しつぶされるので、その重力はとてつもなく大きくなります。

 

重力が大きいということはもし近くに行ってしまったら、、、

 

脱出不可能!!

 

近くに他の星があったら飲み込んでしまいます!!

 

(引用:NASA https://www.nasa.gov/image-feature/fast-flying-black-hole)

 

地球の重力でも人間は自力では脱出出来ないですよね(笑)

ブラックホールは地球とは比べ物にならない重力なんです!!

 

脱出不可能・・・それはも例外ではありません。

光もブラックホールに捕まったら逃げられず脱出不可能なのです。

 

光が吸い込まれて逃げられない

⇒光が見えない

⇒真っ黒に見える

⇒ブラックホール

 

というふうに考えられていたのでブラックホールと呼ばれるのです。

 

ちなみに光が重力によって逃げられない(曲げられる)と考えたのは、あのアインシュタインなんですよ!

今から100年くらい前の話で、それまでは光は重力では曲がらないと考えられていました。

 

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ブラックホールに近づくとどうなる?

ブラックホールはとても大きな重力で光さえ脱出出来ないというと、人間が近づいたら一瞬で押しつぶされるイメージがあるのではないでしょうか?

 

飲み込まれる本人からしたらそうなのですが、飲み込まれる人を遠くから見た人には面白い現象になると推測されています。

 

それはスパゲッティ現象とよばれ、ブラックホールの中心に近い方はスパゲッティの様に引き伸ばされて吸い込まれて見えるというものです。

 

簡単に説明するとブラックホールの重力が大きすぎるため、重力によって受ける力もわずかな距離の差でも大きな違いを生じるからです。

 

例えば足からブラックホールに近づいたら足の方が強い力で中心に引っ張られ、頭の方はそこまで引っ張られないということにより、引き延ばされてスパゲッティのようになると推測されています。

 

 

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ブラックホールの寿命は?

ここまでの説明で、ブラックホールのイメージはついたでしょうか?

 

ではブラックホールが恒星の寿命がきた後のものであるならば、ブラックホールに寿命はあるのか?

という疑問が出てきそうです。

 

ブラックホールは蒸発する?

ブラックホールに寿命がなく次々に周囲のものを取り込んで行くとしたら「いつか地球も飲み込まれる、、、?」

と少し怖い感じもしますが、どうなのでしょうか?

 

ブラックホールはなんでも吸い込み光さえ脱出不可能と書きましたが

ブラックホールは熱を放射していると提唱した人がいます。

 

知っている人もいるかもしれませんが、物理学者としては有名なスティーブン・ホーキングさんです。

 

熱を放射しているということはエネルギーを失っているということであり、終わり(寿命)があるということにほかなりません。

これをブラックホールの蒸発またホーキング輻射(放射)ともいいます。

 

しかしその放射する熱はとても小さく、しかもブラックホールの質量が大きいほど放射する熱は小さくなります。

 

例えば、地球程度のブラックホールだとしたらその放射熱は1K(ケルビン)にもならず、放射によるエネルギーの減少はほとんど0に等しく無視して良いとされるレベルです。

 

つまりブラックホールにはほとんど寿命がなく拡大を続ける!?ということになります。

 

ですが安心してください、地球が飲み込まれる心配はないでしょう。

理由は距離が離れすぎているからです。

 

初めて観測されたブラックホールでさえ地球から5500万光年も離れているからです(笑)

 

ちなみに銀河の中心に超巨大ブラックホールがあると考えられていますが、太陽系から天の川銀河の中心までは2万6000光年です。

*光年は1年間光の速さで進む距離

 

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人類史上初めて観測されたブラックホール(写真付き)

The Event Horizon Telescope (EHT) 

参照:https://www.nao.ac.jp/news/sp/20190410-eht/images.html

 

ブラックホールのイメージ図を見たことがある人は多いと思いますが(上の画像のように)、あれらはあくまでイメージ図だったのです。

 

初めてブラックホールが観測されたのは2019年4月

ニュースでも連日報道され覚えている人も多いのではないでしょうか?

 

これは宇宙分野では歴史的観測で観測されることで研究もかなり進むと思います。

ホントに楽しみです!

 

 

 

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さいごに

ブラックホールは宇宙のロマンであり、物理学者のみならず一般の人にも魅力的で不思議なものだと思います。

 

まだまだ研究が進んでおらず、たくさんの仮説が提唱されておりこれからの観測や研究結果が楽しみです!

 

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