こんにちは、ぴーなっつ(@peanutscoin)です。
いきなりですが、
「今日は〇〇流星群が見ごろ!」
「今年の〇〇流星群は観測状況がいい!」
など一度は聞いたことがあると思います。
ではなぜ流星群(流れ星)は毎年見ることが出来るのでしょうか?
今回は「流星群(流れ星)が毎年見ることが出来る理由」を画像付きで説明していきたいと思います!
流星群とは?
流星群とはその名の通り流星の群れです。
・・・。
なるほど熟語を分解しただけですね。
これではよくわかりません!!
では流星とはなんでしょうか?
「太陽の周りを回っている物体(塵とか)が地球の大気に入ってきた際に、プラズマ化して光って見えるもの」です。
俗に流れ星と呼ばれています。
「大気」とか「プラズマ化」とか言っていますが、要は流れ星のことなんですね!
詳しく見てみましょう。
宇宙空間には塵などの小さな物体が無数に存在し、
その塵は彗星や小惑星が落としていったもので、
流星を引き起こすことから流星物質と呼ばれていたりもします。
流星物質・・・なんかかっこいい響きですが(笑)
宇宙空間に漂っている塵などの物体のことです。
宇宙空間には無数の塵が存在しているのですね!!
それがどのように流れ星に関係しているのでしょうか??
【流れ星の原理】
流星物質(彗星や小惑星が落としていった塵など)が地球に近づく(実際には流星物質が宇宙空間に漂っていて、そこに地球が接近するイメージ)
↓
地球の重力で流星物質は地球の大気に侵入する。
↓
流星物質は地球の大気の分子と衝突しプラズマ化したガスが発光する。(流星、流れ星)
↓
地上に達する前に燃え尽きる。
なんと!!
流れ星の正体は塵だそうです・・・。
なにかロマン的なものが失われた気がしますが進めましょう!!
まだ毎年見られるという謎は解けていません!!
毎年見れる流星群の理由(画像付き)
流星は彗星や小惑星が落とした塵が原因ということは分かったと思います。
では毎年見られる流星群はどういうことなのでしょうか?
これは「主に彗星の軌道上に塵の集合体があり、そこが地球の公転軌道と重なっていて地球が公転によって毎年その塵の領域を通過することで毎年の流星群が見ることが出来る。」ということです。
文字だけだとよくわかりませんよね(笑)
簡単に図でみてましょう。
「流星群の原理」
どうでしょう、なんとなくわかりましたか?
塵の領域に地球が突っ込んでいるイメージ図になります。
上にあげた「流星群の原理」の中の流星物質に地球が近づくというところが毎年見られる流星群のなぞの正体です。
実際には「流星物質が宇宙空間に漂っていてそこに地球が接近する。」
この部分を考えてみましょう。
もう一度上の図を見てください。
流星物質(彗星や小惑星)が落とした塵の領域と地球の公転軌道が交差しているので、
地球が通過するときに地球に塵が降り注ぎます。地球は公転しており1年に1度同じ領域を通過することになり、毎年流星群が見られるということになります。
どうでしょうか?
つまり、毎年見られる流星群の謎は・・・
「地球が公転していて毎年塵の領域に突っ込んでいるから!」
ということだったんですね!
また、流星群では放射点と呼ばれる空のある一点から放射状に流星が降り注ぎます。
その放射点の位置にある星座の名前をとって、しし座流星群、ふたご座流星群など「○○座流星群」と呼ばれます。
上の画像からわかるように地球が通過する塵の領域は「領域」なので幅があり、流星群が見れる日は1日だけではありません。実際、しし座流星群でも実際には数日間見ることが出来ます。
その中でも「一番多く流星が見れる日」を極大日といいます。
流星群の数は毎年異なっていて、ごくたまに大出現と呼ばれるとても多くの流星が見られる年があります。
大出現のときは1時間当たり数千個の流星を見ることが出来たりします・・・!!
ぜひ見てみたいものですねー!
最後に流星に似ているものの補足として火球と隕石も紹介しておきます。
火球:流星よりも明るいもの(主に小惑星の物質が原因)
隕石:火球が燃え尽きずに地上に達したもの
火球も隕石も流星も結局は宇宙から降り注いでおり、
言い換えると地球外の物質なのです!!
先ほど流れ星の正体を塵と言ったときに「ロマンが・・・」など言いましたが、地球外物質にロマン感じませんか?
最後に
流れ星を見たことない人もいるかと思います。
この記事を読んで毎年見られる流星群の仕組みを知ってたら、今までよりちょっと見たくなってきませんか?(笑)
運がよければ火球もみることが出来るかもしれませんよ!
(ちなみに火球を見たらびっくりすると思います(笑)それほど明るく長いです。)
流れ星を実際に見たことない人はぜひ一度は見てほしいです!
最初に見た時は本当に感動しました。
普段でも運が良ければ流れ星を見ることが出来るのですが、やっぱり流星群の時期の方が見やすいです。
しかし曇っていては見ることは出来ないですし、月が明るすぎても見ることは出来ません。
そのような情報も含めて調べてから観に行くことをお勧めします。
ちなみに私は毎年どこかの流星群を見ていますよ!!
冬がおススメです!(空気が澄んでて天気も悪くない日が多いからです!)
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