【理系・大学選び】高校で物理好き⇒大学は物理学科行くべき?

大学選び物理学科大学

こんにちは、ぴーなっつです。

今回も大学選びの際に考えてほしいことを書いていきます。

それは・・・

高校で物理が好きだった!

大学は物理学科に行くべきなの?

物理学科とはどういうところなのか、少しでも皆さんの力になれたらと思います。

高校で物理が好きな人は少数かもしれませんが、これは私がもろ当てはまるので物理にしました。ちなみに化学でも生物でもだいたい同じように考えられると思います。

私は高校で物理が好きでした。それゆえ大学では物理のすごいことができるんだろうな!(こんな大雑把な感じで考えていました。)と期待を胸に物理学科に入学し、大学物理の実態を知り現実を思い知らされました。

物理学科とはどういうところなのか、少しでも皆さんの力になれたらと思います。

高校と大学の物理の違い

まず高校物理と大学物理の違いを説明します。

最近の高校生が学ぶ物理のことと言えば数式を覚える、黒板を使っての座学が主だと思います。

大学でも同じように座学は多いのですが、やはり大きな違いは実験の多さにあります。それは3年次から始まる大学もあれば、1年次から実験をする大学もあります。(化学科や生命化学科などでも同様です。)

座学の物理だけが好きな人は要注意です!

逆に大学で実験をすることは知っていてもそれに期待しすぎる人も注意しましょう!

なぜなら大学によって実験をする年次が異なり、当然実験の内容も異なっているからです。

もう一つ違いがあるとすればテストでしょうか。

高校の知識でも解ける講義があるので、「楽勝じゃん!」と思っていると単位を落とします。高校のテストとはレベルが格段に違う講義が出てくるからです。

講義の内容をノートにとっているだけでは問題は解けない場合が多く、自分で調べることをしなければなりません。

そのため調べる力というものが身につきます。これは社会人になってからも重要です。調べる力なんて必要なの?と思う人もいるかもしれませんが、これって意外とない人が多いんですよ。

実験とは

そんな実験とは何をするのでしょうか?

私のいた大学のでは1年次の後期に理科実験といって物理だけでなく化学、生物の実験を行います。そこで実験方法・レポートの書き方を添削されて学んでいきます。

2年次になると物理学実験の基礎を行います。それは物理の実験の中でも比較的簡単な実験を行っていきます。

具体的には物理で必要な器具の使い方・ニュートンリング・トランジスタ・プランク定数・インピーダンスなどになります。

3年次には物理学実験としてグループでの実験を行います。

具体的には計算機・放射線・電子回路・半導体・光・真空の実験です。

そして4年次になると自分が選んだ研究室に入ることができ卒業資格である卒業研究を自分たちで決め研究することができます。

大学で身につくこと

実験や研究がしたくてたまらない!という人は大学の実験は楽しいと思います。

一方、実験とかはやってみないと好きかわからないけど、物理学科に行こうと思っている人は、なにが身につくか気になると思うのでいくつか紹介していきます!

Excelスキル(基本・関数)

これは実験のデータをまとめることで身につきます。実験で得たデータは基本的にExcelを用いて可視化しレポートにまとめます。そうすることでExcelの基本的な使い方と関数を扱うことが出来るようになるのです。

プログラミングスキル(基本)

これは物理学科では必修の講義として取らなければならないので、プログラミングの基本的なことは身につけることが出来ます。(化学科・生命化学科では必修ではありません。)

論理的思考、文書の作成

これは理系ではレポートの作成の際に求められることです。論理的思考ができないとレポートの再提出になることも多々あります。レポートと言っても実験のレポートだけではありません。その他の理系の講義でもレポートを出すことがあり、そのレポートでも論理的思考をして文書にまとめることが要求されます。

これらの物理学科で身につくことというのは自分から身につけなきゃ!と思って身につけるものではなく大学を卒業するころには自然と身についているものです。(身につかないと卒業は難しいかも)

さらにこれらのことは社会に出てからも役立つことではあるので、将来的にもプラスの面があります。

物理学科の就職

物理学科の就職の実態はどうなんでしょうか?

就職率は決して悪くないのが現状です。それは最近(2019年現在)の就活市場が売り手市場であるから当たり前のことなのですが、物理学科だからといって就職に不利ということにはなりません。

2020年新型コロナの影響で就活にも影響が出ています。

しかし、物理学科で得られたスキルは必ず社会に出てから役に立ちますし、Excelやプログラミングで学んだ考え方は文系学科と比べると強みにもなります。

主な就職先の業種としては情報通信、メーカー、金融、商社など幅広く、就活で重要なのは大学でなにを学んだかというより、何してそれについて自分がどのように成長できたかを、いかに上手く伝えることが出来るかです。

なにかをしただけではダメですし、成長出来ただけでもダメです。4年間大学に通っていればなにかしらの成長はあるわけで、どのように成長できたかを上手く伝えられるかが就活のポイントだと思います。

また、文系に比べると理系は大学院に進学する人も毎年一定数います。理由は様々ですが、研究を今後続けたいと思っているなら進んでもいいでしょう。就活を先延ばしにしたいがために大学院にいくのは、はっきり言って無駄なのでやめたほうがいいです。

結論

・大学の物理学科は高校に比べると実験が多い。

・物理学科で学べることは社会に出ても役立つことがある。

・就職は物理学科だろうが関係ない。(就活をするときは自分のやりたいことを探すことがbest)

これらのことを踏まえてぜひ自分で考えてみてください。投げやりになっているのではなく、これらの情報を踏まえた上でもう一度考えて調べてみて、自分の行きたい大学を選んでください。

誰かに決められたのではなく自分の意志で選んだことというのは諦めないと思いますし、後悔しない生き方を出来ると思います。

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